あとで読むブックマーク

あとで読むアプリの選び方。保存したのに読まない問題まで考える

あとで読むアプリの主な選択肢を性格別に整理します。Instapaper、Raindrop.io、ブラウザ標準のリーディングリスト、Readwise Reader、Osaraiの違いと、保存したのに読まない問題への向き合い方まで、自分に合う保存先を選びたい人向けにまとめます。

あとで読むアプリの選び方。保存したのに読まない問題まで考える

気になった記事やWebページを見つけても、その場で読み切れないことはよくあります。そういうときに「あとで読む」として保存しておけるアプリやサービスを探している方は多いはずです。表記が「後で読む」でも、探しているものは同じです。

候補はたくさんあります。ただ、無料で使いたい、読みやすく整えたい、整理したい、といった要望ごとに向き不向きがはっきり分かれます。この記事では主な選択肢を性格別に整理して、自分の使い方に合うものを選べるようにします。あわせて、あとで読むアプリを使ったことがある人ほど心当たりがある、保存したのに結局読まないという問題にも触れます。

スマートフォンやノートで記事をあとで読む様子

あとで読むアプリの主な選択肢

料金や機能はサービス側で変わることがあります。金額は確認できた範囲で書きますが、最終的には各公式ページで確認してください。

Instapaper

記事を読みやすいビューに整えて保存する、あとで読むの定番の一つです。記事や動画などの保存自体、デバイス間の同期、フォルダでの整理は無料でも使えます。全文検索、記事の永久アーカイブ、PDFリーダー、無制限のノート、Kindle連携などはPremiumの機能です。Premiumは月額5.99ドル、または年額59.99ドルです。読む体験を整えて記事を最後まで読み切りたい人に向いています。

Raindrop.io

記事に限らず、あらゆるブックマークをコレクションで整理することに強いサービスです。無料プランがあり、ブックマーク、コレクション、デバイス、ハイライトをいずれも無制限に使えます。全文検索やWebアーカイブ、AIアシスタントなどはPro機能です。あとで読む専用というより、ブックマーク全体を体系立てて持っておきたい人に向いています。整理を自分の手で作り込みたい人と相性が良いです。

ブラウザ標準のリーディングリスト(Safari / Chrome)

新しくアプリを入れずに始められるのが、SafariやChromeに最初から付いているリーディングリストです。今見ているページをワンタップで後回しにできて、追加コストもありません。とにかく手早く始めたい人にとっては最初の選択肢になります。一方で、保存先がブラウザの中に閉じるので、後から探したり見返したりする仕組みは弱めです。

Readwise Reader

記事を読む機能と、保存したものを後から見返す仕組みを併せ持つサービスです。Readwise Readerを使うにはReadwiseのフルプランが必要です。フルプランは年払いで月額9.99ドル、月払いだと月額12.99ドルです。30日間は無料で試せますが、その後は有料の前提です。読むことと見返すことを一つの環境で本格的にやりたい人に向いています。

Osarai

Osaraiは、記事、Xのポスト、公式ドキュメント、ツールページ、PDFを1箇所に保存し、あとで読め、検索でき、レビューで思い出せるブックマーク管理サービスです。Freeプランでもコア体験を試せます。性格がほかと少し違うので、次の章で詳しく扱います。

なお、長くあとで読むの定番だったサービスの中には、すでに新規利用ができなくなったものもあります。今から保存先を選ぶなら、続いているサービスの中から選ぶことになります。

保存して終わりにしないという視点

書き留めたメモが積み上がっていくイメージ

ここまでの候補は、保存する場所としてはどれも使えます。選び方の軸として料金や対応デバイス、同期、整理、検索を見るのは自然です。ただ、あとで読むアプリを使ったことがある人なら、もう一つの観点に心当たりがあるはずです。保存はしたのに、結局読まないという問題です。

あとで読むの本当の難しさは、保存することではありません。保存したものを後でもう一度目に入れる機会を作ることです。保存した瞬間に安心してしまい、そのページの存在ごと忘れてしまう。これはどのサービスを選んでも起こります。だからアプリを選ぶときは、保存のしやすさだけでなく、保存したものに後から再会できるかという観点を一つ加えると、選び直しがうまくいきます。

検索とレビューは役割が違います。検索は、こういうのを保存したと覚えているものを探す機能です。レビューは、保存したこと自体を忘れていたものをもう一度目の前に出す機能です。あとで読むで取りこぼしが起きるのは、たいてい後者です。覚えていないものは検索しようがないからです。

Osaraiはあとで読むの受け皿になる

Osaraiは、この保存したのに読まない、忘れるという痛みに正面から向き合うために作られています。

Osaraiは記事、Xのポスト、公式ドキュメント、ツールページ、PDFを1箇所に保存できます。あとで読むものと、いわゆる普通のブックマークを分けて扱いません。あとで読む用とブックマーク用でアプリを2つ持つ必要がなく、保存先が分かれないので、どこに入れたか迷いません。

中心になるのはレビューです。保存して放置していたものを後からもう一度目に入れられるので、保存した瞬間に忘れても取りこぼしが減ります。たとえばXで見つけて、あとで試そう、あとで読もうと思って保存したまま埋もれていったものを、ちゃんと思い出せます。あとで読むで一番もったいないのは、この埋もれた保存物が二度と表に出てこないことです。Osaraiはそこを埋めます。

Readwise Readerと比べたときの違いは二つあります。一つは、無料で始められることです。OsaraiはFreeプランでもコア体験を試せるので、有料を前提にせず使い始められます。もう一つは、読む場所とブックマークの置き場が分かれないことです。読むものと貯めるものが同じ場所にあるので、運用がシンプルになります。

一点だけ正直に書いておきます。OsaraiはInstapaperのような専業の読むアプリを完全に置き換えるものではありません。位置づけとしては、これから保存していく記事の受け皿です。過去データの扱いはインポート機能の対応範囲に依存します。たとえばXと連携しても、連携する前の過去のブックマークが自動で同期されるわけではありません。だから古いサービスの過去データを丸ごと復旧する用途には向きませんが、今日からの保存先を一本化したい人には素直に合います。

自分に合う選び方

選ぶときの軸はシンプルに絞れます。

読む体験を整えて記事を読み切ることを最優先にするなら、Instapaperが向いています。記事に限らずブックマーク全体を自分の手で体系立てたいなら、Raindrop.ioが向いています。とにかく今すぐ追加コストなしで始めたいなら、ブラウザ標準のリーディングリストで十分です。読むことも見返すことも一つの環境で本格的にやりたいなら、Readwise Readerが候補になります。

そして、保存したのに読まない、忘れるという問題そのものを解きたいなら、Osaraiが選択肢になります。あとで読むものと普通のブックマークを分けず、無料で始められて、レビューで埋もれた保存物に再会できる点が、ほかの候補との違いです。

あとで読むアプリは、保存しやすさだけで選ぶと、結局読まずに終わる量は変わりません。保存したものにちゃんと再会できるかまで含めて選ぶと、次は読み切れる量が増えるはずです。

OsaraiOsarai

「あとで」と、また会えるブックマーク管理。

Osaraiは、あとで読みたい記事やポストを1箇所に保存できるブックマーク管理サービス。検索で見つけて、毎日のおさらいで埋もれていた保存にもう一度出会えます。

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